写真はジェームズ・ノーマン・ホール(James Norman Hall)の家
ジェームズ・ノーマン・ホール(James Norman Hall 1887- 1951)は、
彼は第一次大戦で知り合ったチャールズ・ノードホフと共同執筆した小説
「戦艦バウンティ号の叛乱※ (1935 米 チャールズ・ロートン、クラーク・ゲイブル出演) 」や、
同じくタヒチを舞台にした「ハリケーン(1937 米 ジョン・フォード監督) 」
などの原作者として有名です。
ちなみにチャールズ・ロートンは、同じく彼(ジェームズ・ノーマン・ホール)
の原作の「タヒチの食いつぶし一家<劇場未公開> (1942)」という作品
にも登場しています。
※バウンティ号事件は実話(ノンフィクション)だけに
その後も1962年には「戦艦バウンティ( 米 マーロン・ブランド主演) 」
としてまた、1984年にもメル・ギブソン主演でリメイクされた
「バウンティ 愛と反乱の航海」などがありますが、
どれもタヒチファンなら必見の名画です。
ストーリーは、カリブの奴隷を養う食料品として手軽なパンの木の採取を目的にタヒチに立ち寄った軍艦での出来事。横暴な艦長ブライを追放し母国(英)の追求を逃れるために絶海の孤島「ピトケアン島」に辿り着くというストーリーですが、この無人島「ピトケアン島」の歴史がこの反乱兵達がルーツで、いまだにその子孫が生活しているという不思議な島。
ジェームズ・ノーマン・ホールとパートナーのチャールズ・ノードホフは
第一次大戦後にタヒチに移り住みました。
そのチャールズ・ノードホフの原作の映画のひとつに「ハリケーン THE HURRICANE(1937 米 ジョン・フォード監督) 」があります。
ストーリーはテランギーという逞しい男性が主人公でマヌクラといわれる島に残した妻(島の酋長の娘マラマ)恋しさに何度も破獄を繰り返し、とうとう脱獄に成功。タヒチから数百マイルも離れたマヌクラに小さな丸木舟を漕いで辿り着きます。
<<中略>>
手漕ぎ船に妻娘と共に安楽の地を求めて孤島に向かったテランギーは、ハリケーンの襲来を予知し、決死でマヌクラの人々に知らせるために罪人の身を覚悟で戻り、
妻娘を大きな木に縛って、波に襲われる教会へ走って行政官夫人を助け出したもののハリケーンの威力の前にく教会も神父も波にさらわれます。
テランギーたちも木によじ登ってハリケーンに抗する・・・というスペクタクルな物語です。
ストーリーもさることながら1930年代のパペーテ(タヒチ島)の風情が描かれていてとてもノスタルジックな気持ちに浸れます。
映画で登場するマヌクラ島は、たぶんマニヒ島を
モデルにしているような気がします。
主人公のテランギーという名前からもランギロア島を
連想させられますね。
この2つの島の属するツアモツ諸島では
実際に昔は大きなハリケーンが来る時は家族分のドラム缶と綱を準備するように教えられたそうです。
1983年ごろにも大きなハリケーンが襲来して我が家も窓ガラスがほとんど壊れてしまった次の日に知人から聞いたことがあったようにおもいます。
家も車もラグーンに流されて沈んでしまったのに、亡くなった人はいなかったようです。
ツアモツ諸島、特にマニヒ島はとても素敵な島です。のんびりと過ごすには最適です。
▼夫人のサラ(Lala)ウィンチェスター
ジェームズ・ノーマン・ホール夫人のサラ(Lala)ウィンチェスターは、アメリカ人とのハーフです。
二人は1925年に結婚しました。
1985年に亡くなりましたが、彼らの家が復元されました。
ここではランチもできます。
ジェームズ・ノーマン・ホールとサラ(Lala)の間には二人の子供が生まれました。
その一人であるコンラッド・L・ホールは1926年にタヒチで生まれ「明日に向って撃て!」「アメリカン・ビューティー」で2度のアカデミー撮影賞に輝くカメラマンとして活躍しました。
▼ジェームズ・ノーマン・ホール記念館
◆写真はジェームズ・ノーマン・ホール記念館の玄関です。
入場料600フランです。週末もオープンしています。
場所はARUE(アルエの市役所)の隣にあります。
▼ジェームズ・ノーマン・ホール記念館の中
◆リビングルームの家具は彼とファミリーが使っていたものです。
手前がジェームズ・ノーマン・ホールが愛用したタイプライターとデスク。
▼マニヒ島を選んだ生の声!
いつまでもタヒチの想い出に浸っています。 ご無沙汰してます。今日、6月5日で、あのすばらしい結婚式を挙げてから1年です。早かった!あれ以来、いつもタヒチの思い出と共に私たち・・。続きはコチラ
お住まい 愛媛県
お名前(イニシャル) Y.N.さん
ご同行者人数 8名
ご出発日(期間) 8日間
出発地 関西
主として訪れた島 ボラボラ
主要滞在ホテル ボラボラ・ラグーンリゾート&スパ 式場 テ・オアオア(幸福の小島)